KUNSANのType-B的ダイアリー

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雨降り京都。

週末見仏の2日目。午前中は西大寺へ。学生時代を京都で過ごしたKUNSANにとって、西大寺は近鉄の一つの駅に過ぎず、西大寺という寺が実在することを意識したことなんてあまりなかった(笑)。でも、想像以上に立派なお寺で見応えありましたね〜。ご本尊の十一面観音像の威厳あるお姿(長谷寺式)や特別開扉の愛染明王座像も良かったんですが、本堂の普賢菩薩様の妖艶な美しさにはグイッと引き込まれました。たしか、いとうせいこう氏もTV見仏記でこの普賢ビューティーにメロメロになっていた記憶があります。そしてその傍らで、まさに「兎の眼」(by 灰谷健次郎氏)で無垢な祈りを捧げている善財童子。仏像の本などでよく見かけると思っていたら、ここの子だったのねぇー。

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近鉄大和西大寺から徒歩数分。西大寺はほんとにありました(笑)


西大寺まではいい天気でしたが、予報どおり京都に着いたお昼頃から雨がぽつりぽつり→本降りになってきました。京都では嵐山の観光客を縫うようにして嵯峨野の大覚寺清涼寺へ。両寺とも期待に違わぬ仏像オールスターズ。大覚寺の五大明王像(←特別公開)、特に独特の印が印象的な軍荼利明王(重文)のかっこよさにはテンション上がりましたー。

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大覚寺はお寺と言うより"御所"という感じ。回廊も雰囲気があっていい感じ


そして、清涼寺は以前から見たかった国宝の釈迦如来立像が神秘的でした。体内に納められていた五臓六腑(模造)の展示も興味深かったです。釈迦の姿を生き写した(生身仏)と言われる清涼寺の釈迦如来を真似て、全国に清涼寺式の釈迦如来が流行。ちなみに午前中に訪れた奈良の西大寺の本堂にある釈迦如来立像もそんな"清涼寺式"の一つ。

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本堂の背後から庭園へと抜けられます。紅葉にはちょっと早いですが、それなりにきれい


清涼寺は、源氏物語の光源氏のモデルと言われた源融ゆかりの寺。霊宝館の入口でドデンと鎮座する阿弥陀三尊像(国宝)の阿弥陀様は源融=光源氏の面写しされたものなんだとか。なるほど確かに端正でかっこいい!同じく霊宝館内の兜跋毘沙門天立像も阿弥陀三尊に負けずにいい存在感出してます。兜跋毘沙門天と言うと、以前、東寺でも見たことがありますが、不思議な仏様ですよねー。兜跋(とばつ)は吐魯番(とるはん)=新疆ウイグルあるいは吐蕃(とばん)=チベットから由来するのではと言われていますが、いずれにしても中国の西域の国ということで、仏像もどこか異国っぽい雰囲気が漂っているんですね。

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嵯峨釈迦堂こと五台山清涼寺。山号の五台山は中国山西省にある霊山(世界遺産)


雨がひどくなってきたので、早々に京都駅に戻り伊勢丹をブラブラしていたら、伊勢丹内にある美術館えきKYOTO「アンコール・ワット展」をやっていたので、9月に本場に行ってきたばかりですが(「ベトナム&カンボジア旅行【カンボジア編】 参照)、今回の見仏締めということで立ち寄ってきました。当然といえば当然ですが、カンボジアの仏像と奈良&京都の仏像には類似点もあったりして、仏教文化の伝播という意味で勉強になりました。ちなみに、美術館の次回展示の「円空と木喰展」も見たいなー。
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by bull_dong_kun_san | 2009-11-01 20:23 | ★仏像&古寺★