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アキナラ(その4)。

長谷寺から秋篠寺へ。みうらじゅん氏&いとうせいこう氏の「見仏記」シリーズ最新刊は、この秋篠寺からスタートしてました(理由は「あ」が付くから・・?)。秋篠寺は近鉄大和西大寺駅からバスで4~5分ほど、徒歩でも15分ぐらいの距離です。車の往来も激しい住宅地の中にあるとは思えないほど、境内は穏やかな静寂に包まれていました。こういう雰囲気好きだな~。

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雑木林の中の苔のじゅうたん


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本堂(国宝)。鎌倉時代の再建ですが、雰囲気は奈良っぽい。

本堂内には、本尊薬師如来像を中心として日光・月光菩薩、十二神将、愛染明王、不動明王、そして今回のお目当てである「技芸天立像(重文)」など蒼々たるメンバーがズラリと居並んでいます。技芸天は、頭部は天平時代、体部は鎌倉時代の作(とは言っても、あまり違和感は感じません)。腰をちょっとひねってリラックスしているところが、他の仏像とは雰囲気が違います。秋篠寺の技芸天(=芸術をつかさどる仏様)は、礼拝像としては国内で唯一残る技芸天とのこと。これといった芸のないKUNSANですが、一応、芸(世渡り芸?)の上達をお願いしておきました。

技芸天ももちろん素晴らしかったのですが、本堂の一番左隅でミョーな存在感を醸していた「五大力菩薩」も印象的。秋篠寺の秘仏である「大元帥明王」(6月6日のみ一般公開)も写真で見ると恐ろしい表情をしているし、かつて真言宗寺院であったためか密教の影響が今も色濃く残っている感じ。落ち着いた雰囲気のお寺とはミスマッチな怒りの密教仏。何だか不思議なお寺でした。
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by bull_dong_kun_san | 2011-12-04 19:50 | ★仏像&古寺★