KUNSANのType-B的ダイアリー

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B型KUNSANのB級的ブログ。最近ツイッターもやってます。

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カテゴリ:★仏像&古寺★( 77 )

小浜見仏(その3)。

小浜見仏、次なる目的地は羽賀寺(はがじ)。個人的には、今回の旅で一番お会いしたかった仏さまです(もちろん、TV見仏記でも取り上げられていました)。
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本尊十一面観音立像。716年、行基がお寺の創建に際して刻んだ像だと言われています。女帝元正天皇の姿を写した像と伝えられるとおり、たおやかで気品ある立ち姿が極めて女性的。光明皇后(=元正天皇の甥であり、元正天皇の次に天皇となった聖武天皇の妃)がモデルと言われる奈良法華寺の十一面観音菩薩立像(国宝)をふと思い出しました。思い込みかもしれませんが、何となく「十一面観音菩薩=女性」というイメージが強いです。羽賀寺には、この十一面観音菩薩の他にも、千手観音立像(重文)、毘沙門天立像(重文)、地蔵菩薩坐像(子安地蔵?)といった名仏たちが揃っておられます。

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本堂(重文)は室町中期の建立。檜皮葺の屋根がバックの緑によく映えます。


(その4につづく。)
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by bull_dong_kun_san | 2012-06-28 21:40 | ★仏像&古寺★

小浜見仏(その2)。

さて、小浜見仏スタート。小浜にはとても半日では回りきれないほどの名刹&名仏があるので、今回は「新TV見仏記(福井・小浜編)」を見て、特に興味深いと思ったお寺を優先的に回ってきました。まずは、真言宗御室派 明通寺から。

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鎌倉時代建立の本堂(国宝)。最近屋根の檜皮葺替工事が完了したばかり


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本堂からちょっと見上げれば美しい三重塔(国宝)

創建が坂上田村麻呂と伝えられている点だけでも十分興味深いのですが、このお寺の一番のへぇ~なポイントは、本尊=薬師如来(重文)の脇侍が、降三世明王(重文)と深沙大将(重文)だというところ(一般的に薬師如来の脇侍は日光&月光菩薩。いわゆるお医者さんと看護士の組み合わせ)。特に深沙大将の彫像はあまり数はないはず。直近で深沙大将像を見たのは、去年の8月に訪れた高野山にて(「高野山(その1)。」参照)。最近、国重文に新指定されたばかりで、現在霊宝館で公開中(来年3月まで)とのこと。明通寺の降三世明王立像と深沙大将立像は一木造。そばで見ると大きくて、分厚くて、元はどれだけの大木だったんだろうと感心しました。

ちなみに、福井県にある国宝(2件)は、2件とも明通寺(本堂、三重塔)です。かつて文化財保護の仕事をかじっていたので、国宝を持つことのご苦労、さぞかし大変なことだろう(特に地方の寺院では)とお察しします。。。ということで、わずかながら維持のための一助となればと思い、だるまおみくじ(300円)を購入。だるまは何種類かあったのですが、まゆげ(?)が星一徹みたいだったこれにしました(笑)。ちなみにおみくじの結果は「小吉」でしたが、「思ったように物事が運ばない」とか・・まさにKUNSANの現状を言い当てられて縁起が悪かったので(笑)、結びの塔に結んで帰ってきました。

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(その3につづく。)
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by bull_dong_kun_san | 2012-06-27 21:26 | ★仏像&古寺★

小浜見仏(その1)。

先週末は、福井県小浜市へ見仏の旅に出掛けてきました。小浜って言うと、勝手にオバマ大統領を応援しているとか、NHK朝ドラ「ちりとてちん」の舞台だったとか、秋元康夫人の高井ちゃんの出身地だとか、色々トピックスは多い場所ではあるのですが、実は今回が初めての訪問。そのトリガーとなったのが先日リリースされたばかりのDVD「新TV見仏記5 福井・小浜編」。その端正で気品ある古刹&仏像に会いたいと思い、ふと思い立って訪ねてみました。

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「海のある奈良」と称されるほど、小浜には寺院が多い(確か人口あたりの寺院数が日本一?)のですが、観光パンフにも載っている代表的な寺院としては8~10カ所あたりでしょうか?さすがに全部は回りきれず、今回は3カ所のみの見仏となりました。

(その2に続く。)
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by bull_dong_kun_san | 2012-06-25 21:19 | ★仏像&古寺★

山伏入門。

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昨年訪れた空海マイブーム、今も深く静かに進行中(笑)。空海、密教について調べていくと、やはり役行者&修験道&山伏にたどり着かざるを得ない感じ。先日奈良吉野を訪れた後(「奈良吉野(その1)。」「奈良吉野(その2)。」)、なんとなく修験道に興味が沸いて図書館で「山伏入門」の本を借りてきてしまいました。

とは言っても、山登りに興味のないKUNSANなので、本気で山伏になりたいとか、奥駈け修行したいということは全くないのですが、日本人の精神ルーツを考えるうえで修験道(&山岳信仰、神仏習合)はとても興味深い分野ですね。2004年に世界文化遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」。特に意識はしていなかったのですが、気付いたら昨年は高野山、そして今年は吉野というキーポイントを抑えていたというのも何かの導きか?近いうちに、残りの熊野(青岸渡寺、那智大滝など)にも是非訪れたいと思います。
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by bull_dong_kun_san | 2012-05-19 20:40 | ★仏像&古寺★

古寺名刹こころの百景。

先週からBSフジで始まった「古寺名刹こころの百景」。残念ながら初回は見忘れてしまったのですが(再放送しないかなー)、今日の放送(第2回)は先日行って来たばかりの「金峯山寺」「奈良吉野(その1)。」「奈良吉野(その2)。」ということで、しっかり録画しましたよ!吉野を訪れた時、気になりながらもどうも足が向かなかった「脳天大神龍王院」に行っておけばよかったかな・・と今さらながらちょっぴり後悔しています。。。

<放送スケジュール>
 第1回 比叡山延暦寺(滋賀)
 第2回 金峯山寺(奈良)
 第3回 唐招提寺(奈良)
 第4回 清水寺(京都)
 第5回 東本願寺(京都)
 第6回 長谷寺(奈良)
 第7回 泉涌寺(京都)
 第8回 室生寺(奈良)
 第9回 東福寺(京都)
 第10回 久遠寺(山梨)
 第11回 未定
 第12回 高野山金剛峯寺(和歌山)


これまで行ったことのあるお寺ばかり、しかも百景といいながら12ヶ所だけかよっ・・・と思わないでもないのですが(笑)、とりあえず今後の放送も楽しみにしたいと思います。
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by bull_dong_kun_san | 2012-05-15 21:26 | ★仏像&古寺★

奈良吉野(その2)。

青く荒ぶる蔵王大権現の余韻を引きずりながら、しばらく金峯山寺の周辺をブラブラ(と言っても、当日かなり風が強い日だったので、ブラブラと言うより結構本気で歩いていましたが・・)。

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南朝妙法殿&吉野朝宮跡。南北朝時代、後醍醐天皇が吉野に下った際の拠点(皇居)だったところですね。珍しい八角三重塔に安置されているご本尊は、釈迦如来像(重文)。前日に観た劇団☆新感線の「シレンとラギ」が南北朝時代をモチーフにした作品だったというのも不思議な偶然です。。

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吉水神社。今は神社と称していますが、もとは役行者の創立したと伝えられる僧坊だったとのこと。後醍醐天皇、源義経、豊臣秀吉ゆかりの場所ということで、それらに関係した文化財も数多く所蔵されています。中でも、頼朝に追われた義経・静御前一行が潜伏していた部屋とか弁慶が思案していた部屋なんてものもあって、なかなか面白かったです。建物も書院が重文指定されており、お庭もきれいでした。

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ロープウェイ吉野山駅から金峯山寺へ向かう途中にある銅鳥居(かねのとりい)(重文)です。東大寺の大仏を作ったときに余った銅で鋳造されたという言い伝えがあります。日本三鳥居の一つで、その他の二つは、宮島・厳島神社の「朱丹の大鳥居」(海の中にあるやつですね)、そしてもう一つは前日に訪れたばかりの四天王寺の「石の鳥居」「四天王寺。」参照)。KUNSAN、はからずも今回の旅で日本三鳥居のうち二つを制覇したことになります!

今回もう少し時間と体力があれば、如意輪寺竹林院桜本坊などにも訪れたかったのですが、これはまた次回の楽しみにとっておくことにします。。。
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by bull_dong_kun_san | 2012-05-07 21:19 | ★仏像&古寺★

奈良吉野(その1)。

大阪から近鉄特急に乗って奈良吉野へ。吉野と言えば桜の名所ですが、今回の目的地は、金峯山寺(きんぷせんじ)です!
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仁王門(国宝)

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蔵王堂(国宝)

このたび仁王門大修理勧進のため、秘仏である蔵王堂本尊の「木造蔵王権現立像(3体)」(重文)が特別公開(~6/7)されているのです(詳細はこちら)。平城遷都1300年の際にも特別公開されていたのですが、その際はタイミングが合わず断念。。。しばらく観られないかな~と残念に思っていたところ今回のご開帳。しかも、この特別開帳は今後約10年は毎年行われるそう。多分、また数年後に行くと思います(笑)。

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写真を見ただけでもかなりの迫力ですが、実際は見上げるほど巨大&憤怒の形相で右手右脚を振り上げている&しかも3体で迫ってくるという・・いやはや圧倒されました。JR東海「うましうるわし奈良」キャンペーンのコピーが「青が、荒ぶる。」なんですが、まさにそんな感じで荒ぶってましたね~。その他、同じ蔵王堂内に安置されている「木造蔵王権現立像」(重文)も秘仏本尊とはまた違った渋い存在感を醸し出してました。

  (おまけ)
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訪れた時はすでに桜の見頃を過ぎていたので、参考までに「パネルの写真」を写してきました。でも、新緑の吉野の峰々もとても美しかったです。さすが世界遺産!

(その2につづく。)
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by bull_dong_kun_san | 2012-05-06 20:30 | ★仏像&古寺★

四天王寺。

先日大阪を訪れた際にようやく行って来ました、四天王寺!ごく普通の商店街からちょっと入ったところに広大な敷地。思っていたより立派なお寺で正直驚きました。

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石鳥居(もとは木造)。寺だけど鳥居というのは、「神仏習合」のなごり

大学の卒論のテーマが「飛鳥時代の外交と仏教伝来」だったくせに、今まで聖徳太子創建と言われる四天王寺に足が向かなかったのはなぜなんだろう・・?と思いつつ、かつて日本史の授業で習った「四天王寺式伽藍配置」(中門、塔、金堂、講堂が一直線に配置)をじかに見られてちょっとテンション上がりました。

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中心伽藍の金堂と五重塔。ちなみにこれらは戦後の再建。

テンションが上がった勢いで五重塔の最上階まで上ってしまったんですが、意外にこれが足にきて翌日までそのダメージを引きずるとはその時は思いだにせず・・・(笑)。しかも、宝物館が改修中でしかもKUNSANが訪れた日の翌日(5/1)からリニューアルオープンという運のなさ。。。それでも、六時堂(重文)石鳥居(重文)、そして日本三舞台(その他に、住吉大社(大阪市)の石舞台、厳島神社(広島県)の板舞台)の一つに数えられる石舞台(重文)など、歴史の深さを感じさせる建造物も多く、さすが四天王寺!という感じでした。

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石舞台、そしてその奥には六時堂

訪れた日も「青空古本市」が開催されて多くの人で賑わっていましたが、機会があれば次は縁日(聖徳太子=22日、弘法大師=22日)にも一度訪れてみたいなと思いました。
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by bull_dong_kun_san | 2012-05-04 20:14 | ★仏像&古寺★

隠れた仏たち。

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「隠れた仏たち」(松本包夫:著、井上博道:写真)

ちょっと前に写真家・井上博道氏の展覧会(「井上博道の眼(まなこ)展」を見に行った際に購入しました。タイトルどおり、国宝や重文クラスのメジャーどころだけではなく、市町村指定クラスのローカルな(と言っても決して優劣の話ではなく、より地元の人とのつながりが深いという意味)隠れた名仏が数多く紹介されています(一部、「見仏記」でも取り上げられているブツもありましたね)。

中でも興味を引かれたのは、松尾寺(奈良)の大黒天さま。普通「大黒さま」と言うと、「温和な小父さん」というイメージですが、松尾寺の大黒天は、苦み走ったチョイ悪系(笑)。そもそも大黒天のルーツはヒンドゥー教の破壊&戦闘を司る神(マハーカーラ=大暗黒)。それが中国を経て日本(密教、仏教、神道)へ伝わり、最終的には七福神へと転じたみたいです。つまりは厳しい顔をされている大黒様ほど、よりオリジナルに近い&古いタイプだということ。KUNSAN、以前から「大黒天」(「三面大黒」「走り大黒」とか)に興味があるので、いつか松尾寺の大黒天さまにもお会いしたいなーと思います。
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by bull_dong_kun_san | 2012-03-18 20:04 | ★仏像&古寺★

宇治平等院。

もう1週間前になりますが、京都レポートの続き。

今回は特に予定を決めずに気の向くままのブラリ旅。なんとなく宇治川が見たくなって宇治方面へ。
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川を眺めながら物思いにふけろうと思っていたのに(アンニュイな感じで・・)、意外に川の流れが速くて、しかも風が冷たい!4年も京都に住んでいながら、冬の京都がごっつ寒いことをすっかり忘れていました(笑)。

川っぺりでじっとしていると寒いので、宇治平等院へ移動。平等院を訪れるのは、かるく10年ぶり?

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鳳凰堂の本尊は、かの有名な定朝作「阿弥陀如来坐像」(国宝)ですが、鳳凰堂は入場制限をしていて(昔もしてたかなー?)、しかも別途料金がいるということなので今回はパス。その代わり、前来たときにはなかった鳳翔館(宝物館)に行ってみました。館内の「雲中の間」では、「木造雲中供養菩薩像」(国宝)52体のうち、半分の26体が雰囲気よく展示されていました。どちらかと言うと、本尊阿弥陀如来のバックバンド&コーラスとして脇役的な雲中菩薩ですが、間近でじっくり見ると一体一体動きや表情があって見ていて飽きないですねー。
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by bull_dong_kun_san | 2012-01-15 13:42 | ★仏像&古寺★