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カテゴリ:書籍( 8 )

楊逸さん2。

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「金魚生活」 by 楊逸

芥川賞作家、楊逸さんの小説3作目「金魚生活」(過去2作については別ブログ「楊逸さん。」参照。ちなみにカバー写真は蜷川実花氏の撮影。そんなカバーを蜷川実花アプリ「cameran」で重ね撮りしてみました(夜のネオン街みたいになっちゃった・・)。芥川賞を取った直後の作品にしては肩に力が入ってなく(褒め言葉)、ややコメディータッチ。それでも時々チクっとする現実も見え隠れしたりして・・。結局のところ、「理想の世界は金魚鉢の外にあるのか、それとも中にあるのか?」・・・ヒロインの玉玲さんと一緒になって考えさせられます。

続いて、楊逸さん4作目の小説「すき・やき」も読みました。つい先日、ランチを食べに入ったうどん屋さんでのこと。注文を取りに来た店員さんに「天ざる」と言ったら、「冷たいの?温かいの?」と聞かれ、一瞬「へ・・?」となったんですが、発音をよく聞いたら中国人の子だったんですよね。ふと、「すき・やき」のヒロイン、ココちゃんのことを思い出しました。コンビニのレジとか、最近中国人のバイトの子って多いですよね。彼女たちも、高級すきやき店でバイトするココちゃんのように、異国の言語や作法や文化に戸惑いながらも明るく健気に頑張ってるんだなー、もし自分が同じ立場だったら出来ないだろうなー・・・そう思うと応援したくなりますね。

楊逸さんの小説の面白いところは、長年日本で暮らされているせいか、中国人と日本人の気質とか心情を巧みに描き分けられるところ。KUNSAN、かつて大連で駐在したこともあり中国人の友達もいるので、読みながら感心したり、納得したり、くすっとなったり・・・。たまに、日本人では思いつかないような、びっくりするような日本語表現もあるんですけど(笑)、それもまた楊逸さんの小説のいいところ。これからも、変に正しい日本語で書こうなんて思わないで欲しいですね。
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by bull_dong_kun_san | 2012-11-10 20:37 | 書籍

プリンセストヨトミ。

今朝放送の「ボクらの時代」見ました。湊かなえ×有川浩×万城目学という、今が旬のベストセラー作家三人のそろい踏み。作品のイメージとは違って、三人とも意外に(?)普通の人って感じでしたね。「告白」はまだ読んでいませんが、有川&万城目作品はサクサク読みやすいので、旅のお供に持って行ったりとか、最近よく読んでいます。さっきも本屋さんに行ったら、三人の新刊がそれぞれ店頭に並んでいてかなり迷ったんですが、とりあえず最近文庫化された有川浩の「図書館戦争」「図書館内乱」をゲット。この連休中にサクッと読みたいと思います。

(過去の関連記事)
万城目学関連=「鴨川ホルモー。」「あをによし(その3)。」
有川浩関連=「阪急電車。」「シアター!。」

映画公開間近ということもあって、最近一気に読み終えたのが、万城目氏の「プリンセストヨトミ」(映画公式サイトはこちら)。

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相変わらず万城目ワールド=「壮大なホラ話」が炸裂してました(笑)。ホラなんだけど、もしかしてあり得る話かも、「大阪国」ももしかしてあるのかも・・・と思わせるのが万城目作品の奥深さ。以前出張でOBPに行った時に見た夜の闇の中で光る大阪城が少し怖く感じたことをふと思い出してしまいました。

現在公開中の「阪急電車」はDVDでもいいかなと思うんですが(そもそもKUNSANの地元では公開してないんですが・・)、プリトヨは映画館でそのスケールの大きさを体感したいところ。ちなみに会計検査院トリオのキャスティング、原作と映画ではちょっと違うんですね(そういえば「鹿男」もそうでした。綾瀬はるかちゃんの不思議キャラが万城目ワールドによくはまっているから?)。小説ではこの三人のチームワーク(?)が面白かったので、続編orスピンオフが出来ないかなーと期待しています。
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by bull_dong_kun_san | 2011-05-01 20:00 | 書籍

シアター!

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先日読んだ「阪急電車」「阪急電車。」参照)が面白かったので、また有川浩さんの作品を手に取ってみました。あるマイナーメジャーな小劇団を舞台にしたエンタメ小説。文字を読んでいるのと同時に頭の中で映像(どっちかと言うとアニメ?)もバッーと広がっていくのが、有川作品が取っつきやすくサクサク読める理由なのかな。映画化が決まっている「阪急電車」、そして現在放送中のドラマ「フリーター、家を買う。」と有川作品が立て続けに映像化されているのも分かる気がします。

この「シアター!」も舞台化したら面白いのに・・と思っていたところ、本当に舞台でやることに決まったようですね。「もう一つのシアタ-!」(2011年1月27日~30日、紀伊國屋ホール)。小説では描かれていないアナザーストーリーを、本作のモデルとなったTheatre劇団子が自ら演じるのが面白そう。大物俳優として大和田伸也氏もキャスティングされているんですが、誰の役だろ?お父さん?部長?

そして、続きが気になっていた小説の第2巻も舞台に合わせて(?)来年1月に発売されるそうです!KUNSANの有川浩ブーム、まだまだ続きそうです。
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by bull_dong_kun_san | 2010-12-04 20:02 | 書籍

the 寂聴。

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瀬戸内寂聴責任編集「the 寂聴」の第12号。結構お高いので(1,600円)、興味がある号しか買っていませんでしたが、これが最終号かと思うとちょっと寂しい。。。毎回意表を突く対談の組み合わせ(例えばAKB48とか)に驚かされ&楽しませていただきました。寂聴さんてほんとに顔が広いというか、気持ちが若いというか・・・尊敬しますね。あえて言うなら、美輪さんとの対談もやって欲しかったかも(二人の対談は過去に「ぴんぽんぱん ふたり話」という本にもなっています)。

★寂聴さんについては、いずれまた詳しく語ります(笑)。
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by bull_dong_kun_san | 2010-10-19 23:40 | 書籍

阪急電車。

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今回の関西旅のお供に持って行きました。まず惹かれたのがタイトル。かつて京都に住んでいた頃、よく利用していました(今回の旅では残念ながら乗る機会はありませんでした)。渋いブラウンの車体、モスグリーンの座席、レトロ感漂う内装・・阪急電車ってほんとに味わい深くて大好きです。電車そのものもさることながら、阪急梅田駅も思い出の場所。当時ハマっていた宝塚に通うため、乗り換えでよく利用していたということもあるんですが、ホームが何本もあって、ひっきりなしに電車が発車したり到着したり・・と当時地方出身だったKUNSANの目には梅田駅がまるで「銀河鉄道999」の世界のように見えたものでした。

小説の方は、宝塚と西宮北口を結ぶ今津線が舞台。「一つ一つの駅」にちらばるオムニバスエピソードが、両端の駅を往復する間に「一つの線」として結びつながれていきます。今津線も懐かしいなあ~。宝塚線ほど頻繁に利用してはいませんが、KUNSANの高校時代の友人が、小説にも登場する甲東園が最寄り駅の「某有名私立大学」に通っていたもので、時々遊びに行ってました。そういえば、学祭にも紛れ込んだことがあったっけ。折しも阪神大震災があった時期で、仁川の下宿が半壊してしまったその友人が一時KUNSANのアパートに避難していたこともありました。そういうことも記憶の片隅に残っているせいなのか、話の内容が人情話だからか、かなりうるっと来ながら一気に読みほしてしまいました。

そういえば、中谷美紀主演、戸田恵梨香共演で映画化もされるそうですね。中谷美紀があの役って言うのはちょっとイメージ違うような気もしますが、来年初夏公開ということで楽しみに待ちたいと思います。その前にひさびさ今津線に乗ってみたくなったぞ!(笑)。
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by bull_dong_kun_san | 2010-09-23 23:57 | 書籍

あをによし(その3)。

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「鹿男あをによし」by 万城目学


今回の大阪&奈良の旅のお供に持って行きました。いやー、面白かった!すっかり物語にのめり込んで、奈良の街を歩いているときも近鉄奈良駅前の行基像や奈良県庁(←主人公は県庁の近くの下宿に住んでいた)にアンテナが反応し、そして話しかけられると怖いので奈良公園の鹿とは目を合わせないようにして歩いていました(笑)。数年前、玉木宏主演でドラマ化された時には中途半端に最終回近くから見始めたんですが、これを機会にDVD借りてきて見直してみようかな。

万城目作品は、デビュー作「鴨川ホルモー」「鴨川ホルモー。」参照)もそうでしたが、奇想天外なストーリーなんだけど古い歴史を持つ京都や奈良ならもしかしてあり得る話なのかも・・と思うような不思議なリアリティも持ち合わせているところが面白いですね。京都、奈良と来たら、次は大阪?と思っていたら、大阪が舞台の「プリンセス・トヨトミ」がやっぱり出てるんですねー。今度大阪に行くときには、これを持って行こう!
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by bull_dong_kun_san | 2010-05-08 22:37 | 書籍

食堂かたつむり。

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小川糸の「食堂かたつむり」読んでみました。前半は、童話?ファンタジー?、あるいは今はやりの癒し系?と思って、さくさく読んでいましたが、「おかん」の告白の後、物語は思わぬ方向へ。昔見た映画「デリカテッセン」をふと思い出してしまいました(あんなにグロくはないですけど)。「食べること」は「生きること」なんだなぁ・・・。

この作品、近々映画が公開されるとか(映画「食堂かたつむり」公式サイト)。文字だけで想像していた料理がどんなふうに映像化されるか興味あります。
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by bull_dong_kun_san | 2010-01-30 14:19 | 書籍

鴨川ホルモー。

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「鴨川ホルモー」を読みました。以前、ドラマでやっていた「鹿男あおによし」の原作者、万城目学のデビュー作です。本好きの友人が「鹿男」より「ホルモー」の方が面白いと言っていて、ずっと気になっていたのですが、帰国後ようやく手に取ることが出来ました。読後の感想としては一言、「爽やか」。学生時代を京都で過ごした(しかも鴨川沿いに住んでました)KUNSANにとっては、「河原町今出川」とか「吉田神社」などは言葉と同時にバッーとイメージが頭に浮かんできて懐かしい!しばしノスタルジィに浸りました。。。

すでに映画化、それから舞台化(来週24日はご当地京都公演のようです)されているようですけど(そのうちドラマ化も??)、「オニ」はどんなふうに表現しているんでしょ?残念ながら原作ではKUNSANの母校はホルモーサークルがない設定でしたけど、もし学生時代にそんなサークルがあったら・・・?ちょっとやってみたかったかも・・・。
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by bull_dong_kun_san | 2009-06-18 00:27 | 書籍