KUNSANのType-B的ダイアリー

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エリザベート。

東京遠征中、新感線「鋼鉄番長」の他にもう1本ミュージカルを観てきました。
「エリザベート」(@帝国劇場)です(10/10(日)マチネ公演)。
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演劇ファンの端くれとして、もちろん「エリザ」のことは以前から知っていましたが、KUNSANの好みとは違うような気がして(東宝ミュージカルがどうも苦手)、実を言うと今回が初観劇でした。率直な感想としては「もう一度観たいな」という感じ。あまり予習していなかったのでストーリーに付いて行けないところもあったのですが、知らず知らずのうちに「エリザベート」の世界に引き込まれました。

ちなみに当日の主な配役は次のとおり、
 ・エリザベート=瀬奈じゅん
 ・トート=石丸幹二
 ・ゾフィー=寿ひづる
 ・ルドルフ=浦井健治
 ・ルキーニ=高嶋政宏
 ・フランツ皇帝=石川禅
 ・マックス=村井国夫
 ・ルドヴィカ=春風ひとみ




エリザベートは、元宝塚月組トップスターの瀬奈じゅんさん。瀬奈さんは在団中「MAHOROBA/マジシャンの憂鬱」(@東京宝塚劇場)で観たことがあります(「ヒサヅカ!」参照)。その時の印象はあまりないんですけど(笑)、歌、踊り、芝居・・どれもそつなくこなす人だったかと。今回のエリザベートも無難に・・というところでしょうか。娘時代のシシィはビジュアル的に正直どうかな?と思ったんですが(笑)、ストーリーが進んで年相応のエリザベートになっていくにつれ、元男役の押し出しの強さや迫力が生きていたと思います。

トートは、今回石丸幹二さん。劇団四季時代に「壁抜け男」「異国の丘」を観たことがありますが、一言で言うと端正&ノーブルな人ですよね。そういう意味では「黄泉の国の帝王」の気品はすごく感じられたんですが、あまりに爽やか&かっこよすぎるかも。エリザベートはトートに言い寄られて(死の世界へ誘われて)すごい嫌そうな顔してましたけど、KUNSANなら喜んでトートに付いて行ってしまいそう(笑)。トリプルキャストの他のトート役は、石丸さんと同じく四季出身の山口祐一郎さん、そして城田優くん。城田くんは、天海氏の「テイクフライト」でリンドバーグを演じていましたが、ルックスはもちろんのこと、歌も上手いし、そのうち舞台でも活躍するんだろうなと思っていましたが、意外に早い大役ゲットで驚きました。ビジュアル的には一番トート役がハマっているのではないかと思いますが、エリザベートとの年齢バランスを考えるとどうなのかな・・。でも、山口トートも城田トートも、機会があればまた観てみたいですね。

エリザベートの一人息子、ルドルフ皇太子を演じるのは浦井健児くん。今まで触手が動かなかった「エリザベート」を観てみようかなと思った理由の一つが浦井くんでした。劇団☆新感線の「薔薇とサムライ」(「カンゲキ。」「続・カンゲキ。」参照)では、「もう中学生」っぽいテンションのシャルル王子を演じていた浦井くんが、ちゃんとした(笑)舞台でどんな正統派王子を演じるのか大変興味がありました。出演時間は短いんですけど(二幕途中からようやく登場)、それを感じさせないインパクト。特に、トートとの絡み=「闇が広がる」の場面は、トート×エリザベートでは感じなかった緊張感、切迫感で鳥肌が立ちました。何より美形の二人が絡むシーンは非常に耽美的でしたね。

その他では、ルキーニ役の高嶋政宏氏。休憩時間に後ろの人(面識なし)が「軽妙洒脱だったね。」とコメントしてましたが、まさにその通り。狂言回し的な役なので軽い感じもいいんですが、エリザベートを殺した犯人としての狂気のようなものはあまり感じられなかったな。フランツ皇帝役の石川禅さん(以前「レ・ミゼ」で観たことあるかな?)は最後のシシィとのシーンはすごく深くて良かったです。

「エリザベート」はもともとウィーン発のミュージカルですが、国内だけでも宝塚版、東宝版があって、しかもそれぞれ演出もキャストの組み合わせも色々なバージョンがあるということで、観る度に面白さが変化していく作品だと思います(だからリピーターが多いんでしょうね)。今後も新しいエリザ女優、トート&ルドルフ男優を発掘するのもこの作品の楽しみの一つかもしれませんね。
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by bull_dong_kun_san | 2010-10-14 00:23 | 演劇・ミュージカル