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KUNSANのType-B的ダイアリー

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B型KUNSANのB級的ブログ。最近ツイッターもやってます。

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Diana~月の女神ディアナ~

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元宝塚トップスター、姿月あさと湖月わたる主演ミュージカル「Diana~月の女神ディアナ」@オーバードホールを観てきました。演出&振付は、やはり宝塚OG&振付家である謝珠栄先生。先月、劇団☆新幹線の「鋼鉄番長」、帝国劇場の「エリザベート」という割合濃い舞台を観たばかりのせいか、知らずに「ドラマチックな展開」とか「オチ」とかを期待してしまっている自分がいました(笑)。そんなKUNSANの邪念を浄化してくれるような、神秘的な舞台でした。元来、小劇場向けの作品だそうですが、さすが大劇場慣れしている&タッパのある元トップスター二人ですから、キャパのでかいオーバードでもしっかり芝居は伝わっていました。



ある事件で留置所に入れられたルーナが、不思議な女性エレン(実はディアナ)と出会うことで、過去&家族の記憶をたどり、つらい真実に向き合う・・といったストーリー(ざっくりですみません・・)。ルーナにしか存在が見えないエレンの正体が実は・・・というのがこの物語の重要なポイント。踊り、衣装、舞台装置はシンプルかつ不思議。謝先生のことを前もって知らない人はちょっとびっくりするかも。そして忘れてはいけないのが、主演の二人を支えた三人の男性キャスト陣(今拓哉、平澤智、水谷あつし)。一人何役もこなし、衣装替え&舞台転換・・と大活躍。いつもは小劇場だけど、今回はオーバードということで動く距離が長く大変だったのでは(笑)。

エレンを演じたのは、元宙組トップスターの姿月あさとさん・・・というよりずんこさんと言った方がしっくり来る(笑)。カテコの挨拶で我が地元に来るのは11年ぶり(トップお披露目「エクスカリバー」の地方公演)と言っていましたが、KUNSANがずんちゃんの舞台姿を見るのはさらにその前、実に天海祐希トップ時代の「エールの残照」以来でした。女性の声で女性を演じている姿を観るのが初めてだったのでちょっと新鮮。でも元来、ほんわか&柔らかな雰囲気を持つ人なのでそれほど違和感はなかったかな。そして当時からの朗々とした歌唱力もそのままでした。天海氏退団と同時にヅカからは足を洗っていたので、その後のトップとしての活躍についてはあまり詳しくないんですが、「エリザベート」のトート閣下が当たり役だったようですね。ふと、ずんちゃんが帝劇版「エリザベート」を演じたら・・と思ってしまいました。でも、ずんちゃんと言えば、95年版「ミー・アンド・マイガール」のジェラルド役が一番好きですけどね。

ルーナを演じたのは、元星組トップスターの湖月わたるさん。実を言うと、ヅカファンだった頃、どうも星組が苦手で(笑)、公演も1回しか観たことがないんです。ということでわたるくんについては、新人公演の主役をしたりして売り出し中のホープであったという以外はあまり記憶に残っていません。宝塚の男役って退団後、何事もなかったように女優に性転換(?)していく人が多い中で、わたるくんはヅカ時代のボーイッシュなイメージを維持している感じですね。

この舞台を観たら懐かしくなって、昔の「歌劇」を引っ張り出してみたら、偶然この二人が見開き並んでカラーポートに載っていました。

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あまり変わってないと言えば変わってないけど、二人ともやっぱり若いな(笑)。93年9月号、ちょうど天海氏月組トップ就任の時期。ずんこさんは同期の天海氏お披露目のタイミングで花組から月組へ組替えになったばかりでした。ついでに言うと、Diana演出の謝先生がそのお披露目公演のショー「ミリオン・ドリームズ」の一場面で振付をされています(ずんこちゃんもレッドベレー隊で踊っています)。当時から謝先生の振付は独特の世界観がありますね。


by bull_dong_kun_san | 2010-11-03 21:06 | 演劇・ミュージカル

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